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骨検査

骨検査

私たちは、硬組織である「骨」を多面的に分析・解析する評価システムを確立し、骨・カルシウム代謝研究を支援しています。

各種実験動物(マウス、ラット、ウサギ、イヌ、サル等)の摘出骨、歯及び生検サンプルを対象として下記の検査及び標本の作製を受託しております。

また実験プロトコールや解析方法のご相談についても承っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

一部の骨検査項目につきましては、信頼性基準(医薬品医療機器等法施行規則第43条)に基づき、試験計画書・最終報告書等の試験関係資料、QAUによる調査記録・陳述書の作成を添えた試験にも対応いたします。

お電話でのお問い合わせは 東京事業所 TEL.03-3362-7408/FAX.03-3362-7433 まで。

メールでのお問い合わせはこちらにお寄せください。

(「骨検査のご案内」パンフレットのダウンロードはこちらから)

非脱灰標本作製

硬組織の構造および細胞レベルでのさまざまな情報を得るためには、硬組織標本の作製が必要です。

この標本は、脱灰(薬品によるミネラルの除去)を行わず、非脱灰のまま作製することが最大の特徴です。

骨の摘出前(動物が生きているうち)に、カルセインやテトラサイクリンといった蛍光カルシウムキレート剤を投与することにより、骨芽細胞に取り込まれ新しく形成された石灰化骨が標識されます。

こうした標本を蛍光顕微鏡で見ると、骨が形成された場所や、骨の形成速度についての所見を得ることができます。

このように観察されたCaの動態(骨石灰化速度)や、骨の構造および細胞レベルの情報を画像処理(骨形態計測・下記参照)により、パラメータの数値化に用いることができます。

非脱灰薄切標本の作製

非脱灰薄切標本

硬組織用の樹脂(MMAまたはGMA)に包埋したブロックを、硬組織用のミクロトームで最薄3μmの薄さまで薄切できます。

骨形態計測を主目的にする場合に最も適しています。

染色例:Villanueva bone stain、Villanueva Goldner stain、トルイジン・ブルー染色、H.E.染色、酵素染色(TRAP、ALP)

非脱灰研磨標本の作製

MMA樹脂包埋した検体を研磨によって薄くしていきます。

薄切標本のような薄さにはできませんが、ミクロトームによる歪みを避けたい標本(ex:金属やハイドロキシアパタイト等の埋め込み)、ミクロトームで対応できない大型標本などに用いられます。

染色例:Villanueva bone stain

骨形態計測

骨形態計測風景

骨構造、骨代謝、骨系細胞等に関わるパラメータの計測

骨の代謝機能を評価する手段の一つとして骨形態計測があります。

非脱灰薄切標本を用いて、骨構造に関するパラメータ(海綿骨量、骨梁幅、骨梁数など)、骨形成に関するパラメータ(類骨面、骨芽細胞面、骨石灰化面、石灰化速度、骨形成率など)、骨吸収に関するパラメータ(骨吸収面、破骨細胞数、破骨細胞面など)を計測します。

特に事前に投与したカルシウムキレート剤により骨形成面を直接観察・測定し、骨の動態パラメータを算出できることは、最大の特徴といえます。

骨構造解析 (マイクロフォーカスX線CT)

骨構造解析風景

骨の内部構造を非破壊的に観察

骨の微細構造を非破壊的に比較的簡便に観察できる方法として、高分解能マイクロフォーカスX線CTスキャナー(マイクロCT)を骨構造解析に活用しています。

摘出した骨の前処理を特に必要とせず、非破壊的に骨の内部構造を短時間で観察・計測することが可能です。

また、観察が終了した骨は硬組織標本作製にも利用することができます。

  • マイクロフォーカスX線CTスキャナーによる骨の透視画像、断層画像の撮影
  • 断層画像による、Node-strut法を用いた海綿骨構造の定量解析
  • 任意の断層面における海綿骨骨密度測定
  • 多重断層画像からの三次元画像構築
骨の軟X線写真

骨密度測定

骨密度の測定

骨粗鬆症の診断を目的とした骨量測定法が種々開発され、現在その主流を占めているのがDXA(Dual Energy X-ray Absorptiometry)法です。マウスなどの小動物の骨密度測定を行う際にはDXA装置を用い、摘出骨(例えば大腿骨)をSXA(Single Energy X-ray Absorptiometry)法にて測定します。また、pQCTによる骨密度測定も受託しております。

  • 骨密度測定機

 

骨強度測定

骨力学的強度の測定

骨力学的強度の測定

一般的には、ラット、イヌ、サル等の大腿骨・脛骨では3点曲げ試験、腰椎では圧縮試験を適用します。マウスの場合は、検体が小さいので大腿骨を用いて3点曲げ試験を行います。

  • 長管骨の3点曲げ試験
  • 腰椎椎体の圧縮試験

骨成分分析(灰分量、Ca、P)

骨のCa/P比を測定

骨中無機質成分(灰分)量、および灰分中のCa、P量を測定しCa/P比を算出します。

骨検査オプション Option

パラフィン切片(脱灰骨とその他の臓器)

骨は通常の脱灰操作により脱灰し、パラフィン包埋による切片を作製します。

その他の臓器は、通常の病理組織標本を作製いたします。

一般的な染色のほか、酒石酸抵抗性酸性フォスファターゼ(TRAP)の酵素染色が可能です。

凍結切片(非脱灰骨とその他の臓器)

骨はカルボキシ・メチル・セルロース(CMC)包埋、その他の臓器はOTCコンパウンドで包埋した凍結サンプルから凍結切片を作製します。

特に骨は、フィルム法により非脱灰の凍結切片を作製します。

一般染色のほか、免疫染色、酵素染色も可能です。

免疫組織化学染色(パラフィン切片、凍結切片)

各種抗体を用いて、免疫組織化学染色標本の作製をします。免疫組織化学染色に実績のない抗体や、新規蛋白に対する新規抗体での検討もいたします。

免疫組織化学染色標本

骨格標本(マウス、ラット)

全身骨格の異常を観察するための骨格標本を作製します。最近では、遺伝子操作技術によって遺伝子改変されたマウスなどの骨格異常を観察するために多く用いられているものです。

  • 骨格標本

 

新規骨評価関連検査項目を検討いたします。下記は現在弊社にて検討中の項目です。

FT-IR、ラマン分光などを用いた骨質評価にも取り組んでおります(PDF資料リンク

顕微FT-IR

非脱灰薄切標本を対象に、赤外吸収スペクトル解析を致します。
ご興味のある方は、是非お問い合わせ下さい。具体的なお打ち合わせが必要です。

顕微レーザー・ラマン

摘出した骨の表面あるいは非脱灰薄切(研磨)標本を対象に、共焦点レーザー顕微鏡下で、ラマンスペクトル解析を致します。

ご興味のある方は、是非お問い合わせ下さい。具体的なお打ち合わせが必要です。

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